被災住民や会員等の支援のために―東日本大震災(災害時の対応)

by wpmaster 日歯の活動 2017年6月1日

未曽有の大災害であり、今もなお復興途上にある東日本大震災(平成23年3 月11日発生)において日本歯科医師会は、都道府県歯科医師会等の協力の下、 ●歯科所見による身元確認作業、 ●歯科保健医療活動(避難所等での口腔ケア活動や歯科巡回診療車の派遣等)、 ●被災地域住民への歯科医療提供体制確保のための政府への各種要望(仮設歯科診療所や歯科巡回診療車及び医療機関の整備等への国庫補助)、 ●支援物資の送付、 ●診療所や自宅が被災した会員への災害共済保険金給付、 ●義援金の募金と送金、などの活動を展開しました。

特に身元確認作業においては、翌12日より、被災地の県警からの要請に基づく警察庁からの協力要請を受けて、本会負担による傷害保険等に加入の上、延べ2,600名を被災地に派遣しました。検視等済みの15,799のご遺体の約55%、8,719件に対して実施し、DNAや指掌紋よりも高い身元特定率を示したことは記憶に新しいところです。

また、診療所や自宅が被災した会員に対する支援としましては、総額12億円余の災害共済保険金給付(本会福祉共済保険加入者151名対象、1件につき800万円)を行いました。さらに、被災会員及び福島原発事故で警戒区域等に指定され立入が制限された区域の会員について、特別措置として会費減免や福祉共済保険料等の延納を認め、会員の生活復旧を支援しています。

今後も大規模災害等が発生した際、被災住民への歯科医療提供体制の確保や口腔ケアの実施、それらを支える会員支援に全力で取り組んでまいります。

(日本歯科医師会 : together!! 1. 2015年3月発行. より)

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